本を買うときにどんな本を買うか考えたときに、ハードカバー(単行本)か文庫本で迷うことはありませんか。
同じ本で同じ内容でも文庫本のほうが安くて、持ち運びも便利ですし、何より場所を取らないのでメリットが大きく感じてしまいますよね。
簡単に目先のことだけ考えれば、文庫本のほうがメリットが大きいように感じます。ただし、読書をしている姿を見たときに、ハードカバーのほうがかっこよく映りますし、ハードカバーには文庫本にはないメリットも多く存在します。
どっちがお得かを考えると、人によって違います。
本を買う目的によって考え方も変わりますし、本棚の大きさ、予算によっても違います。
本棚に並べて見た目を意識するだけであれば、ハードカバーのほうがいいですが、読んで中身を理解したいだけなら文庫本でも十分です。
ただ本を読みたいだけというのであれば、kindleなどの電子書籍でもいいです。
安さや手軽さの電子書籍の時代にあえて紙を選ぶならハードカバーと文庫本のメリットとデメリットを知っておきましょう。
メリットデメリットを知っておくとじぶんにあった本の買い方をすることができるのではないでしょうか。
今回の記事を読んでわかるのは、文庫本とハードカバーのどっちを買うのがお得かわかります。
- ハードカバー、文庫本のメリット・デメリット
- 読むだけでいいなら電子書籍が最高
- お得かどうかは本を買う目的で変わる
ハードカバーと文庫本のどちらを買う方がお得か?
結論から言って、どっちでもいい。
コストパフォーマンスで言えば、文庫本に軍配があがります。
ですが、ハードカバーにはハードカバーの良さがあります。
本棚に本を並べて眺めることをしないなら、電子書籍がいいです。
財布の中身を少しでも減らしたくないのであれば、安いほうがいいです。
ですが、最新の情報を早く知りたいのであれば、多少値段が高くてもハードカバーがおすすめです。
何をもって、「お得」ととらえるかは本を買う目的によって変わります。
- すぐに読みたい
- 安くなってからでもいい
- 本は紙がいい
じぶんにとって譲れない部分を知っておくことでどうするか決まるのではないでしょうか。
ここからはメリットとデメリットについて書いていくので、現時点で迷っている人には参考になります。
ハードカバーのメリット
本といえばハードカバーです。書店に並んでいるものも、電子書籍であってもまずはハードカバーして売られています。見た目が美しく、本を読んでいる姿も美しい。
本が好きな人ほどハードカバーの本を買っているのも事実です。
ハードカバーは発売してすぐに読めるというのが最大のメリットといえます。
- 著者の思いがこもっている
- 出版日に読める
- 読んでいる姿がカッコイイ
著者の全力投球の本
ハードカバーには著者の思いがすべて込められているといっても過言ではありません。
著者が学んだこと、伝えたいことを全力で書かれています。
たった1500円そこそこで著者が学んだことを教えてもらえると思えば実はコスパがいいです。
出版日に読める
著者の思いが込められているハードカバーは発売と同時に読むことができます。出版してすぐに読めるため「その時」の最も新しい内容です。
あとで書きますが、文庫本には加筆されることもありますが、ハードカバーにはありません。
というのも、ハードカバーの出版はしっかり推敲されてからの発売となります。
そのため、一番新しい内容が載っています。時代は常に流れているので最新の情報ということになります。
読んでいる姿がかっこいい
ハードカバーを読んでいる人はどこかカッコいい。
勝手なイメージですが、カッコよく太めの本を読んでいるとカッコよく見えますし、賢そうにも見えます。
見た目よりも中身が大事ですが、見た目から人は入ります。
本の見た目が美しい。ハードカバーは美しい。
キャッチコピーだけではなく、ジャケットが与えるイメージもかなり大きいです。
ハードカバーのジャケットが美しいものでないと買おうとならない場合もあります。
本棚に並べた時も美しいです。
しおり用の紐がついている
読書家にうれしいのがハードカバーにはしおり用の紐がついているものが多いです。
買ってすぐに読破すれば必要のないものではありますが、ずっと読み続けることができる状況かどうかは人によって違います。
しおり用の紐がついていることはわざわざしおりを買う必要もなくなるので大きなメリットです。
ハードカバーは丈夫にできている
文庫本に比べて、ハードカバーの本はしっかりしており丈夫な作りです。
少し落としたりしても大丈夫です。
本を保管することを考えたときにはハードカバーが選択肢に入ります。
ハードカバーのデメリット
一方でハードカバーにもデメリットがあります。
文庫本や電子書籍をメインに買う人が感じるデメリットといえます。
- コスパが悪い
- 場所をとる
- 持ち運びが不便
値段が高い
ハードカバーは文庫や電子書籍に比べて圧倒的に値段が高いです。
著者の儲けにも関係してくるので仕方のないことではありますが、いち消費者としてはもう少し安かったらいいのにと思うのではないでしょうか。
できるだけ安く本を読みたいと思う人にはかなりハードルが高くなります。
置く場所に困る
ハードカバーの本は大きいです。
文庫本であれば、本棚をそこまで圧迫しない場合でもハードカバーだと本棚をすぐにいっぱいにしてしまいます。
読書好きな人の場合、すぐに本棚がいっぱいになってしまいます。
ハードカバーは好きだけど読み終えた本の置く場所を考えると文庫本や電子書籍にしようかと考える気持ちもありますよね。
持ち運びにくい
電車などの交通機関などを使用する際や空き時間に読もうと思って持ち運ぶときにハードカバーは不向きです。
重いし、大きいので持って歩きにくいです。
文庫本のメリット
文庫本のメリットといえば、安いしサイズが小さいことにあります。
お小遣いの少ないサラリーマンといってもいいでしょう。
ということでメリットはこちら。
- コストパフォーマンスがいい
- 持ち運びやすい
- 加筆修正がある
値段が安い
文庫本であれば、ハードカバーの半額程度で買えるものも多いです。
圧倒的に安くなるので、本をたくさん読みたいと考えている人にはおすすめです。
文庫本2冊買って、ようやくハードカバーが1冊買えると考えれば、文庫本のほうがお得感はあります。
持ち運びやすい
出先に持ち運ぶ際にも文庫本は軽く小さいのでおすすめ。
ハードカバーのようにかさばらないので、場所をとらないので本棚にもしまいやすく、持ち運びといえば文庫本です。
加筆修正されることがある
文庫本はハードカバーの増版のようなイメージです。すぐには文庫として販売されません。
そのため、時代が変わっていて、文庫として販売が難しくなっている場合もあります。そういったことに対応するために加筆修正されて文庫化されます。つまり新しい内容や情報が追加されることになります。
文庫本のデメリット
メリットの部分で少し書いたように、文庫本はすぐには発売されません。
- 発売までに時間がかかる
- 本がハードカバーに比べて美しくない
- 文庫本にならないことがある
文庫本はすぐに買うことができない
ハードカバーの本がすべて文庫化されるわけではありません。そのため、文庫として買うことができない本も存在します。
いつまで待てば文庫化されるかどうかもわかりません。読みたいときに読めないといったこともあります。
本から得るものが情報であった場合に、文庫本は最新の状態ではなく、ハードカバーで売られた後のものですので最新ではありません。
加筆修正はされても、ハードカバーで買った人より情報を遅く知ることは変わりません。
文庫本は美しさに欠ける
ハードカバーの本は美しいです。文庫本は手軽に持ち運ぶこともできますし、場所もとりません。
ですが、ハードカバーの本に比べると美しさには欠けます。
本を読むのに関係ないと言われればそれまでですが。
電子書籍のメリット
ハードカバー、文庫本のメリット、デメリットを書いたところで、電子書籍についても触れておきます。
最近は電子書籍が主流になりつつあります。
紙がメインでありながらも電子書籍も捨てがたい人もいます。
メリットとしてはこんな感じ。
- 値段が安い
- 本棚が必要ない
- 端末があればどこでも読める
ハードカバーと文庫本のハイブリットといった印象ですね。
電子書籍は安い
キャンペーンなどもあり、電子なので発送などの手間もなく値段が安いです。
ハードカバーだとしても紙の本よりも安く買うことができます。
本棚がいらない
電子書籍は本を買ってもインターネット上に保存されるため、本棚が必要ありません。文庫本以上に身軽です。
ミニマリストの人には電子書籍がおすすめです。
持ち運びがスムーズ
紙の本のように持ち運びで困るということはありません。
現在はスマートフォン(iPhone)を持って歩かない人はほとんどいません。
そのため、アプリさえ入れておけばどこでも読書を楽しむことができます。
電子書籍のデメリット
ハイブリットな電子書籍のデメリットは紙ではないことが最大のデメリットです。
- 本をめくる楽しさがない
- 端末が必要
- 読んだ後に売れない
- アカウント依存
本をめくる楽しさがない
紙の本であれば、ページを1枚ずつめくることが楽しいです。
本を読んでいる感じがしますし、どのくらい読んだかわかります。
あとで読み返すときもだいたいこのくらいのページだったと探すこともできます。
読み返すときに電子書籍は紙よりも遅いです。
端末が必須
紙の本ではなく電子なので何らかの端末がないと読むことはできません。
端末だけではなく充電ができていなければ読むことはできません。
Amazonのkindleであれば、しばらくは充電も持ちますが、紙のようにずっとそこに置いてあった読みたいときに読み返すことはできません。
スマートフォンはいつでも持っていますが、あくまでもスマートフォンは電話です。
本を電子で読むならkindleを買ったほうがいいです。
初めてで不安ならアプリから試してみることをおすすめします。
読んだ後に売れない
盲点なのが、この本は2度と読まないと思った本でも売ることができません。電子書籍の場合はずっと端末に残ります。
個人で楽しむ場合はいいですが、人に貸したり、あげたりはできませんし、メルカリで販売もできません。
アカウント依存
電子書籍はamazonや楽天などなんらかのサービスの上にあります。
サービス終了になれば今まで購入した電子書籍を読むことはできません。
まず、サービスが終了することはありませんが、アカウントなどが凍結されたり不具合などで読みたいときに読めないこともあり得ます。
読んだあとをイメージする
ここまでメリット・デメリットを書きました。
読んだ後にどうなっているかを考えてみましょう。
知識と仕入れたかったのであれば、ハードカバーでも文庫でも問題がないのではないでしょうか。
本を読む目的はなにか
本を読んで最新の情報を仕入れるのが目的であれば、電子書籍やハードカバーが絶対にお得です。
マンガであれば、どれでもいいですが、電子書籍の場合、容量などを気にすることにもなります。
過去に読みたかった本などであれば、コスパがいい文庫がお得です。
大事なのは、本を読む目的と時期によって変わってくるということです。
読んだ後の本の行き先
本を読んだ後は買った本はどうしますか。
- 売る
- 捨てる
- 本棚に並べる
じぶんの本棚を見て、読んだ後をイメージしてみることで、ハードカバーか文庫本のどっちがいいか考えてみてはどうでしょうか。
まとめ
本を読むことは人生に大きな影響を与えます。最新の情報を仕入れるならハードカバーがお得です。
お小遣いが少ない、本棚がいっぱいで本を置く場所がなければ電子書籍や文庫本のほうがお得です。
買う本すべてを揃える必要はありません。
とっておきたい本やお気に入りはハードカバーとか、じぶんなりのルールを作るのが一番じゃないでしょうか。
ということでこんな感じ。
少しでもコストを抑えたいという人
- 電子書籍
- 文庫本
今すぐに読みたい
- ハードカバー
- 電子書籍
本は読まなくなったら売る
- ハードカバー
- 文庫本
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