会社を辞めるときに気になるのが「お菓子は渡した方がいいのか」ということ。
比較的、菓子折りを渡す人が多い印象ですが、お菓子は絶対渡さなければいけないものでしょうか。
マナーと常識のはざまで悩む人の為になればと思います。
退職するときにお菓子は必要?【義務もマナーもありません】
はっきり言って、退職するときにお菓子は必須アイテムではありません。
義務でもマナーでもないです。
ではなぜみんなこぞって菓子折りを配るのでしょうか。
菓子折りを渡すメリットもありますが、あくまで気持ちの部分が大きいのでそこまで真剣に考えなくてもいいのではないかというのが本音。
菓子折りはお世話になった感謝
そもそもなぜ菓子折りを渡すのかを考えた際に出てくる答えはひとつです。
同じ会社で働いた同僚や上司に対する感謝の現れの結果です。
義務でしているわけではないです。
会社というの概念を外した場合の方がわかりやすいですが、友人などでもお世話になったらお菓子やプレゼントを渡しますよね。
会社も仕事上でお世話になったとか、感謝している気持ちがあれば菓子折りを渡せばいいのです。
義務じゃないから悩むならしない
お世話になったから渡すということですので、会社に対して何の未練もなくパワハラなどのハラスメントがあった際の退職であれば渡さなくていいです。
感謝なんてありませんし、嫌な思い出をもらっただけですよね。
中には感謝している人もいるかもしれませんが、その場合は感謝したい相手にだけすればいいと思います。
ただ、本当に信頼できる相手だけにしておきましょう。
人間性を判断したうえで、「じぶんだけがもらった」と周りに公言するような人なら渡す必要なしです。
義務じゃありません。
菓子折りを準備することを悩むくらいならやめましょう。
円満退社を望むならお菓子を渡す
とは言え、それなりには感謝している場合や今後の付き合いなどが少しでもありそうならお菓子を渡した方が無難です。
円満退社で会社人生を終えるならお菓子は必須です。
お菓子を渡さなかっただけで、陰口を言う人や非難する人はいます。
「そんなにお菓子食べたいならじぶんで買ったら?」
と思う気持ちをグッとこらえて渡しましょう。
お菓子があると挨拶周りしやすい
お菓子を渡すメリットとしては、あいさつ回りがしやすいということ。
お菓子を渡しながら「お世話になりました」とでもいえば挨拶もしやすいですし、感謝の気持ちも伝えやすいです。
大きな会社であれば、じぶんの部署だけでなく他の部署にも挨拶することがあるかと思います。
手ぶらではあいさつしづらい場合もあるかと思います。
菓子折りを持っていけば、これから退職のあいさつをされるんだろうなと周りの人も気づきますし、お菓子渡すだけでも十分に感謝の気持ちは伝わりますよ。
お菓子は個包装で日持ちするものを選ぶ
ひとえにお菓子と言っても、どのお菓子を買えばいいのか悩みます。
基本的には常温保存が可能で日持ちのするものを選ぶのがいいです。
挨拶当日に出勤していない人もいるでしょうし、全員がその場で食べるわけではありませんしね。
個包装がおすすめでその場で食べなくてもいいものが好ましいです。
渡したからといって、誰もが食べれるお菓子かどうかはわかりませんし、好き嫌いもあります。
後はあなた個人の金銭的負担が大きくないように1部署3000円までに抑えておくのがいいですね。
会社や部署の人数にもよりますが、あなたの負担が少ないほうを選びましょう。
まとめ
退職する際にお菓子を渡すことはマナーでも義務でもありません。
あなたが会社で仕事をしていて感謝したと思えば渡せばいいのです。
いじめられていたならしなくていいです。
そこまであなたが無理をする必要はありません。
お金もかかりますが、円満退職を望むならお菓子ひとつで少しでも仕事を辞めやすくなるならしておいてもいいのかもしれませんね。
ただ、義務はありません。