介護職として転職を考えているけど、失敗はしたくないし、周りで後悔をしている人もいるから転職に踏み出せなくて悩んでいませんか。
実は、介護業界は転職することは簡単にできます。
なぜなら介護業界はいい意味でも悪い意味でも人材不足です。
介護業界はどこも人材不足のため、わたしの会社でも転職で中途入社する方は多くいます。
この記事を読むと、介護職の転職を考えているけど踏み出せない人が行動できる方法がわかります。
転職をしようと思った時には、比較的介護の業界は転職しやすくはなっていますが、事前の情報収集として転職サイトに登録することも検討することをおすすめします。
転職で失敗するのは理由がありますし、後悔しないための方法もあります。
失敗しない方法を知って対策を考えておくことで、転職を成功させることができます。
今回の記事でわかること
- 介護職の転職で失敗する理由
- そもそも転職する理由はどんなことか
- 介護転職を成功するために絶対にしておくこと
介護職の転職で後悔しないためのポイントを徹底解説
介護で転職するにしても一般企業だとしても失敗すれば後悔します。
今いる会社や施設を辞めて転職することが悪いわけではありません。
後悔しない転職をするためには、3つの対策が必要です。
- 転職に失敗する理由を知っておく
- 転職先の情報を集める
- じぶんを知る
何の準備もせずに転職をしても、うまくはいきません。
次の仕事に必要な資格が必要な場合もありますし、どんな会社なのかを知っておく必要はあります。
そして一番大切なのは、「じぶんがなぜ転職を考えたのか」ということです。
状況によっては辞めないほうがいい場合もあるので、しっかりと考えておきましょう。
- 介護職→介護職
- 一般企業→介護職
その他の場合も含めて、じぶんの現在の状態と転職先についての情報を知るということが非常に大事なことです。
転職に成功できる人は転職に成功する方法を知っています。
介護職が転職する理由
介護職が転職する理由で多く挙げられるのはこんな感じです。
- 人間関係
- 給料が少ない
- 施設方針があわない
- 身体的・精神的負担が大きい
- 介護そのものが楽しくない
- 教育制度が整っていない
- 家庭の理由(結婚・出産・介護)
介護職がほかの施設や一般企業に転職する理由として、女性が多い職場環境ということもあり、人間関係の悩みが多くなりがちです。
給料も施設によって違いますし方針・職場環境も違います。
社会福祉法人であれば安定はしていますが、一般的に見ても給料が高いとは言えません。また、サービス残業も多いです。
介護保険制度も徐々に改正されて改善傾向にはあるものの、介護業界は発展途上の業界で、大企業のように福利厚生がそこまで整っている会社も多くありません。
介護職として働くと肉体労働が多く、利用者だけでなく職員にも気を使うことが多く精神的にもしんどくなります。
デイサービスや居宅介護支援事業所などであれば夜勤はありませんが、夜勤がないからと言って楽な仕事ということではありません。
また、介護の仕事をやってみたけど、面白くなくてやめるというひともいます。
人間関係
会社に勤めていると100%といってもいいほどあるのが人間関係です。
パワハラやセクハラなどのハラスメントで会社を辞めて転職するという人も少なくありません。
職場環境や仕事によっては、個人ではなくチームとして行動しなければいけないことも多くなれば、人間関係は非常に大きな問題となります。
同僚との人間関係だけでなく、上司との人間関係で悩むことも多くなります。
子どもだけでなく、大人の社会でもいじめなどが実際にあるのも事実です。
スケープゴートがいなくなるとどうなるか【職場のいじめは消えない】
給料が少ない
介護職が給料が少ないというのは周知の事実です。
ですが、会社によっては少ない中でも多い会社があるのは事実です。
資格手当や介護職員処遇改善加算などがきちんと算定されていれば生活するのに個余らないだけの収入を得ることは可能です。
逆に言えば、給料が少なくて会社を辞めるということは、職員のことも利用者のことも大切にできていない施設(会社)ということもあります。
施設方針があわない
経営理念や会社の運営方針などがじぶんに合わない場合には転職する人も多くなります。
会社が家族経営などであれば、昇進なども難しくなりますし、将来面も難しくなります。また、昇進しても給料が増えないということもあります。
新しい仕事や挑戦などにも消極的であれば、どんどん質が低くなっていくのは言うまでもありません。
質が低下することで起こるのは会社としての破滅への第一歩です。
すでに働いている人を大切にできないと会社はうまくはいきません。
また、昇進しても給料が増えないのであれば仕事を真剣にしないという人が出てくることにもなります。
身体的・精神的負担が大きい
人手不足であれば、夜勤も多くなります。休みもとりにくくなれば体調も悪くなり、有給休暇を消化することも難しくなります。
また、人手不足になると個々人の仕事量がどんどん増えていきます。
個々人の仕事量が増えていっても圧倒的に忙しい人とそうでない人がいることにも徐々に気づくことになります。
仕事ができる人はどんどん増えますが、そうでない人は一定水準を保ちます。
介護そのものが楽しくない
介護の仕事でもどんな仕事でもそうですが、楽しもうと思わなければ楽しむことはできません。
ですが、介護の仕事は評価を可視化することが難しいのも現実です。
介護以外の仕事に興味を持ちたくなることもあります。
特に介護業界で働いたことのない人の場合はこの傾向が強くなりがちです。
やってみたけど、じぶんの思ったイメージと違うといったことは少なくありません。
教育制度が整っていない
介護の世界では万年、人手不足に困っています。
そのため、新しい職員が入ってきてもゆっくり教えてあげることができないといった場合も多いです。
背中を見て育つという言葉もありますが、介護の業界ではその傾向が強いです。
背中を見て育つことが難しくなると、人間関係が悪くなり退職ということにもなります。結果として、自らでじぶんの首を絞める状況になっていることもあります。
本来の正しい介護やキャリアパスがうまくいっていないのは、働く人にとってもよくありません。
家庭の理由(結婚・出産・介護)
家庭の事情で転職や退職というのは致し方ありません。
ですが、本当にいい会社(施設)であれば、人は戻ってきます。
戻ってこないのは会社としての魅力にかけるためです。
パートなどでも働きたいと思える会社でなければ、転職以前に結婚後や出産後に戻ろうとは思えませんよね。
転職に失敗して後悔する人の特徴
転職に失敗したと感じるのは働き始めてからですので、「時すでに遅し」という場合が多いです。
転職に失敗して後悔する人の特徴としては以下。
- 転職理由がネガティブ
- じぶんの転職に求めるものが明確ではない
- 転職先を比較していない
- 介護の仕事を楽だと思っている
今の会社に不満があって転職を考えると、「とにかく転職しなければ、初志貫徹しなければ」と考えてしまいがちです。
ですが、戻ることができないと思ってよく考えて行動したほうがいいです。
失敗と感じてしまうのは、よく考えずに決めてしまうことが原因でもあります。
事前に失敗する理由を知っておくことで失敗する確率は大きく下がります。
介護職の転職に失敗する人の特徴と成功のためのポイント
要するに、じぶんの転職の理由をはっきりさせることが重要です。
- 転職理由を明確にする
- 転職先を安易に決めない
転職で後悔しないための方法
転職で後悔しないためには、じぶんの思いと現実を知る必要があります。
成功するためには、これから書いておく方法を必ず実践しましょう。
また、本当は転職しなくても問題ないということもありますので、よく考えて行動しましょう。
わたしの周りでも、「転職したけど前の施設のほうがよかった」という人も多くいます。
給与面だけを意識しても失敗しますし、距離や環境だけで選んでもうまくいくとは限りません。
大事なのは、じぶんがどうして転職しようと思っているかということです。
- 転職するなら成功のポイントを学ぶ
介護は楽な仕事ではない
一般企業から介護職に転職する場合に多いですが、介護の仕事は楽と考えている人がいますが、介護は楽な仕事ではありません。
介護職に興味がないのに、就職が簡単そうだからという理由では転職は失敗してしまいます。
施設によっても仕事内容には違いがありますし、理想と現実は違います。
介護職をしていたとしても、施設によって働き方や仕事の方法はさまざまです。
介護の大まかな方法も違いますし、利用者にとって最善を考えている施設もあればそうではなく、金もうけに走っている施設もあります。
転職先に求めるものを決めておく
ネガティブな理由で転職すると比較的後悔する確率が高いです。
施設や会社を変えることが目的ではありませんし、転職で問題が解決するかどうかは転職理由によります。
じぶんがなぜ転職を考えたのか、次の会社では何を求めるのかをはっきりさせておきましょう。
たとえば、こんな感じ。
- 給料は少し下がってもいい
- 距離は前の施設より近いほうがいい
- 教育制度がしっかりしていてスキルアップできる
- 子どもがいるから休みやすいほうがいい。
- 人間関係で失敗したくない
とかですね。
ただし、忘れてはいけないのはどこの企業でも人間関係はいろいろあります。
すべての条件をかなえることができれば一番ですが、絶対に外せない条件だけははっきりしておきましょう。
転職先は比較する
また、転職に目を向けすぎて、転職先がどういった会社(施設)なのかを深く調べることをしないと後悔します。
最低でも何社かは比較検討することは必要と言えます。
給料や福利厚生などだけでなく、見えない部分も比較することが必要です。
身近な施設を手あたり次第に調べることもできますが、インターネットなどで検索することでおおまかに調べることもできます。
また、転職サイトや転職エージェントなどを活用することで比較検討も簡単にできます。
まずは、どんな会社があるかを情報収集していきましょう。
転職にはリスクがつきもの
事前に対策さえしておけば、転職してよかったと思うこともできます。
とは言え、転職することはリスクがあります。
転職が失敗するということは、以前働いていた方がよかったと比較する対象があるからです。
失敗するのが怖いから転職せずにそのままという人がいるのも事実です。
考え方として間違っているとは思いません。
ですが、じぶんがなぜ転職しようと思っているのかを明確にしていないと転職しても後悔してしまいます。
「失敗したくないから転職しない」のであれば、そもそも転職しようとは思っていないのかもしれません。
転職しなくてもいまの施設でどうすれば働き続けることができるかを考えることもできます。
会社の上層部に人事異動をかけあうことで解決できることもあります。
- 転職にはリスクがある
- なぜ転職するのかを考える
- やめなくてもいい方法があるか考える
仕事ができないと転職を繰り返す
転職するということは、じぶんのことを良く知らない人があなたを評価するということです。
介護職であれば、介護福祉士などの資格がなくても転職は可能ですが、資格があると転職が有利になるのは言うまでもありません。
また、介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を持っていることでさらに転職の幅は広がります。
介護の資格では働いた経験年数が受験資格の要件になっているものもあるので、転職前にとれる資格はとっておくか、1度でも試験を受けておくことをおすすめします。
どこで働いても、仕事ができる人は重宝されいろんなチャンスがありますが、仕事ができない、勉強しない人は働くことが難しいです。
あなたの周りにいる仕事の出来る人がどんな行動をとっているのかを観察し、じぶんのモノにしましょう。
- 資格を取得する
- 仕事はできたほうがいい
仕事が出来る人は持っている8つの力を徹底解説【行動から始める】
転職サイトに登録するメリット
転職する際には、在職中に探すというのが定石です。
在職中であれば、転職先を探しながら機会をうかがって次の転職先を探すことができます。
というのも、退職してから探すと焦りもありますし、悪条件だとしても選ばざるを得ない状態になります。
安定した収入が入らなくなるため、貯金をしていても不安感でよく考えもせずに、時間をかけずに転職先を決めてしまうということにもなりかねません。
転職先が決まった時に会社から止められることもありますが、「次が決まっているので」と言えます。
転職サイトに登録することで、フリーペーパーに掲載してあるものやじぶんが知っている施設だけではない情報を知ることが出来ます。
転職サイトに登録する最大のメリットは、転職を考えた段階からじぶんの周りの情報にアンテナを張ることができることです。
本気で転職を考えた際に重要なのは情報です。
また、転職サイトによっては資格取得のお金を支援してくれるものもあります。
- 求人を検索できる
- じぶんにあった求人を探すことが出来る
- 転職相談ができる
まとめ
転職は嫌な思いをするためにするものではなく、新しい場所で仕事をして人生を有意義にすることです。
そのためにも在職中から、次の転職先を探すなど事前準備が非常に重要になります。
また、じぶんがどうして転職したいのか、次はどんな条件で働きたいのかを明確にしておくことが必要です。
会社の同僚に相談できないからこそ、情報をしっかり精査して判断することが成功の秘訣です。
転職は事前対策で成功確率を大きく上げることができます。
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