どうも大福丸です。
人事異動があると、良くも悪くもいままでやってきたことがリセットされたように感じ、モチベーションが低下することが多いです。
あなたや周りの人が異動することで、あなただけでなく周りのモチベーションが低下することもあります。業務量が増えたり新しいことをすることになったりと不安はつきものです。
ですが、なぜあなたや周りが人事異動をすることになったのか、得られるもの、学ぶことがないのかを考えて納得することでモチベーションは下がるどころか上がるのではないでしょうか。
ということで今回の記事はこんなことが書いてあります。
- 人事異動は成長のチャンス
- 人事異動できる人とできない人の違い
- 人事異動が拒否できる理由
とはいえ、どうしても我慢できない、業務上問題が大きい場合は部署異動や転職を考えるのもアリです。
人事異動でモチベーション低下【置かれた場所で咲く】
会社で働いている限り人事異動は必ずあり、基本的には社員の成長を期待しています。また、合わない部署に在籍し続ける意味が見いだせない社員を別の部署に異動させることで、部署の活性化も期待しています。強いては会社の成長になります。
基本的に避けることはできないので、異動があってもなくてもじぶんがやるべきことをやるに限ります。最初は「どうしてじぶんが」とモチベーションも下がりますが、「なぜ異動したのか、なにができるか」を前向きに考えることで、じぶんの成長につながります。
また同僚が部署異動した場合であれば、あなた自身が新しい業務を覚えるチャンスになります。どこで働いても、花を開くかつぼみのままでいるかはじぶん次第です。
どうせなら置かれた場所で咲くことを考えましょう。
人事異動は会社が決めるもの
まず人事異動とは会社側が決めるものです。
どのように決めるかは会社によって変わりますが、おおまかに言えば以下のような内容です。
- 異動先、異動前の部署に新しい風を入れるため
- 期待を込めて様々な経験を積んで欲しい
- 単純にいまの部署においておくわけにはいかない
理由はあなたのふだんの行動によって変わりますが、あなたの今までの会社での行動が示唆しているということだけは事実です。
人事異動の目的は新しい風を入れること【組織を変えるチャンス】
望む部署への異動ばかりではない
会社にはいくつかの部署があります。
じぶんが好きな部署で働き続けることが出来れば一番のように感じますが、コンフォートゾーンという言葉もあります。ぬるま湯で長く働き続けることは、刺激も少なくなりますし、成長もありません。
事前に人事や上司などに行きたい部署をアピールでもしない限りは、じぶんが望む部署への異動が叶うことはめったにありません。そもそも、なぜ人事異動したくないのかを考えたことがあるのでしょうか。
- 環境を変えるのが嫌
- いまのほうが楽
- 給料が下がる
理由はさまざまですが、今後の長い人生を考えるのであれば人事異動したほうが長い目で見て得ということもあります。
新しい場所で最大限の力を発揮する
初めてのことは不安ですし、どうすればいいのかわかりません。ですが、チャンスだと思ってやってみることは非常に大事なことです。新しい場所でじぶんの力を最大限に発揮させることは会社からの評価だけでなく周りの評価も高くなります。
出世を考えているなら、望まれない人事異動といえど経験しておくことは必要です。人事異動のたびに転職というわけにもいきません。じぶんが望まないことからは逃げていたのでは、新しい職場であったとしても同じことを繰り返してしまうのではないかと感じてしまいますよね。
望まない人事異動だとしても、どれだけじぶんの力を発揮できるかで今後の成長にも大きく関わってきます。
あなたの価値はどのくらいか調べる。
じぶんが異動したときの考え方
あなた自身が異動した場合、いまの部署に嫌悪感を抱いていない限りはモチベーションが下がるのではないでしょうか。
予期せぬ異動の場合、なぜ異動したのかを考えるのではなく、異動した先でなにをすべきかを考えましょう。あなたが異動することで会社が思い描いた期待を想像して仕事に取り組みましょう。
異動を前向きに捉える
はじめはモチベーションが低下しますが、まずは人事異動したことを前向きにとらえましょう。報復人事でもない限り、会社側から嫌われてはいません。あなたがまっとうに仕事をしていたのなら、成長を期待されているということ。
異動先は不安ですが、新しいことへの挑戦権と経験を得ることができます。
今後の人生において、ひとつの部署しか知らないよりも、いろんな部署を経験しているのでは能力にも差が生まれます。キャリア形成を考える上でも経験は必要です。
不安を感じるのは仕方のないことですが、目先の困難をプラスに考えてみましょう。
新しい経験値を得られる
人事異動では新しい仕事に、新しい人間関係などの再形成が必要となります。新しいことばかりなので、ストレスも溜まりやすくなりますし、いままでやってきたこととは全く違うことをする場合もあります。
ですが、よく考えてみると全くのゼロベースということはないはずです。会社が同じであれば、ある程度は知識として仕入れています。やったことがなく経験値は足りませんが、逆に言えばじぶんの総合的なレベルを上げるチャンスと言えます。
たとえ望まない人事異動だったとしても、異動先で経験したことは無駄にはなりません。どうしても異動した後に嫌だと思えば、会社に掛け合うこともできますし、退職して別の会社へ転職することもできます。
ですが、異動した経験そのものは生き続けることになります。
経験値は少ないより多い方が会社としては助かりますし、転職などを考えたときもアピールポイントが増えます。
人事異動はリセットボタンじゃない
異動しても、いままでの経験がなくなるわけではありません。ドラクエでは転職すれば職業が変わりレベル1にはなりますが、過去の経験は生きています。あなたは部署異動をしただけで、これまで培ってきた能力や経験はそのままです。頑張っていたのに異動したと思うのではなく、部署異動できるまでにレベルが上がったと考えましょう。環境が変わることで新たな知識、経験を得ることができます。
リセットではなく、強くてニューゲームです。
優秀な人は同じ部署に長くはいない
仕事ができる人は長く同じ部署にはいません。ただし周りが育っていなくて部署異動させることができない場合はあります。
ですが、一般的には長く同じ部署にはいませんしさまざまな経験を積んでほしいので部署異動が多くなります。せっかくの有能株を同じ部署に置いておくのは本人にとっても会社にとってもデメリットでしかありません。
何より、仕事ができる優秀な人はどこの部署でもそれなりにうまく対応します。
異動できない人もいる
人事異動は会社が決めるものですが、望んでも人事異動できず、させてもらえない人もいます。本人の能力や人格に問題があって異動させることができない人は一定数存在します。特徴としてはこんな感じ。
- 多くの部署を経験しているのに能力が低い
- 同僚からよく思われていない
- 口だけで行動が伴わない
どこの部署でも結果を出すことができず、動かす部署もない社員は会社の損失でしかありません。解雇もできずお局として君臨し続けます。能力があるかないか会社は見ています。あなたは人事異動させてもらえるので会社からの期待は大きいです。
部署異動・転職も視野に入れる
とは言え、異動してもうまくいかないこともあります。向いていないと気づき心身が疲れてしまうこともあるでしょう。
今回の人事異動は失敗だったと思うでしょう。人事権を持つ人に見る目がない場合もあります。
どうしてもやっていけそうにないなら部署異動を掛け合うことも必要です。あなた自身の体調が一番です。
また、転職を検討するのもひとつの手です。大事なのは会社ではなくあなたの人生です。
人事異動しても転職しても経験はリセットされるわけではありませんし、必ずあなたの力にはなっています。
同僚が異動した場合
あなたの同僚が異動した際には心細くなることでしょう。
仕事も引き継ぐことになります。同僚が異動したときにあなた自身がどうするかが重要になってきます。なにができるのか、なにをするべきなのかを考えてみましょう。
残されてもやることはひとつ
人事異動でじぶんがいまの部署に残った場合にできることはひとつです。
腐らずにじぶんの仕事を遂行するだけです。腐ってモチベーションが下がったとしても部署異動した同僚は戻ってきません。
同僚が部署異動したことであなたの仕事は増えます。ですが、目の前の仕事から逃げずにあなたはあなたの仕事をするしかありません。たったひとりいなくなっただけでたどうにもならない状況になってしまうのでは、それだけ部署異動した人に仕事が集まっていたということですので問題です。
じぶんを成長させる機会だと考える
同僚が多くの仕事をしていた場合、部署にとっては大きなダメージとなります。ですが、同時に大きなチャンスとなります。
部署異動した人の穴埋めも必要となりますし、誰かが代わりにしなければいけません。
もちろんおなじようにはできないかもしれませんが、前任者がいないからできないという状況は避ける必要があります。
前任者がいないからこそ、あなたが代わりにすることで成長する機会を得ることができます。
公平な人事異動ばかりではない
人事異動は成長の機会、部署の活性化となりますが、公平な人事異動ばかりではありません。また評価に関わらず異動させることができない状況も存在します。
そして人事異動を拒否する人も一定数います。家庭の事情であれば仕方ありませんが、それ以外の理由での拒否は基本的にありえません。業務命令としての人事異動ですので基本的には避けられません。ですが、人事異動を拒否できてしまう場合もあります。
評価だけで人事異動は決まらない
人事異動は評価だけでは決まりません。会社からの評価が良くても悪くても人事異動はあります。
逆に人事異動しない人は、可もなく不可もない場合、圧倒的に能力が高く部署異動させることができない人です。
。本来であれば、適材適所への配置、部署異動で経験を積ませたい場合でも、人材が足りない場合や拒否する人によって、異動させることができないこともあります。
人事異動を拒否する人の特徴
拒否する人の特徴としてはこんな感じ。
- 業務命令であることを理解していない
- じぶんのことしか考えていない
- 仕事ができる人ではない
就業規則にも人事異動があることは記載があるにも関わらず拒否する人がいます。ですが、ですが、人事異動を拒否することはじぶん自身の成長の機会を失っているということに気づかないといけません。
人事異動が拒否できる理由
人事異動が拒否できてしまう原因として以下のようなことがあります。
- 人材が足りない
- ほかに候補者がいる
- 退職をほのめかして拒否する
人材が足りないため、会社を辞めてもらう方が困るから人事異動の拒否を会社側も受け入れてしまうといったことが起こります。
また、ほかに候補者がいた場合、文句を言わない人を異動させてしまう状況が起こり得ます。本来であれば部署に必要のない人材が在籍し続けることは会社全体の損失です。必要ない人材だとしても人材不足のため異動の拒否を容認してしまいます。
じぶんばかりとは思わないこと
人事異動を拒否する人がいるばかりにじぶんばかりが異動させられると感じてしまいますが、落ち込まなくてもいいです。
あなたは人事異動によって成長の機会を得ることができたのです。人事異動を拒否する人、異動すらさせてもらえない人は成長の機会を与えられません。
人事異動は環境を変えるいい機会ですので、チャンスがあればしたほうがいいです。
経験を積むことで得るものは多く、会社はあなたに成長してほしいという期待をかけていることを忘れてはいけません。
仮にいまの会社から転職を考えたときでも、経験は減りません。
なにも変わらない毎日を過ごし経験を手にすることができない人と、多くの経験をした人のどちらを会社が選ぶかは明白です。
腐るか輝くかはじぶん次第
人事異動はあなたがこれからどうするかというきっかけに過ぎません。望まない人事異動だからといって、異動先で適当に仕事をして評価が下がるようであれば、どこにいても同じことですし、やっていることはダダをこねる子どもと同じです。
働くことを舐めているのであれば、辞めたほうがいい。
例えじぶんが望んだ人事異動じゃないとしても、置かれた場所でどう咲くかはあなた次第です。
腐るのも自由ですが、どうせなら大きな花を咲かせた方がいいと思います。
何より、たとえ望まない人事異動だとしても慣れてくるとだんだん適応してくるのでどこでもいいかなとも思ってきます。
まとめ
人事異動することで最初はモチベーションは下がります。
ですが、じぶんや同僚が異動した理由、会社からの期待、じぶんの成長につながることがわかると少しは楽しめるのではないでしょうか。
人事異動の経験をすぐには活かすことができなくても、今後の人生でよかったと思うことは必ずあります。
人事異動は残った人、去った人の両方に成長のチャンスがあります。
大事なのは目の前で起こったことについて、あせらず落ち着いて現実を受け止めること。
前向きに考えて行動することです。失敗しても、うまくいかなくても、やり直したらいいのです。