仕事をしていて一番困ること。
それはクレームではありません。
一番困るのは上司によって指示が全く異なることです。
指示が違う場合、結果としてじぶんの後輩やクライアントに被害をこうむることになってしまいます。
多くの仕事の場合は個人ですべて遂行し、自社への収入にこぎつけるということはありません。
フリーランスの方なんかは、もしかしたら誰にも迷惑をかけず上司もおらず自分のチカラだけで収入を生むことが出来ますが、サラリーマンはそうではありません。
そうなるとどうしても上司と部下という主従関係が生まれてきてしまいます。
上司によって言うことが違う【対応方法と問題点】
上司によって指示が違うことはよくあります。
解決方法としては、「どんな意見でも聞く」ということ。
聞いたうえで、じぶんのお客さんや利用者さんの不利益にならない方法を選ぶということ。
じぶんが行動したことで怒られたりするようであれば、更に上の上司に聞くなどの方法をとります。
理不尽だと思いますけど、どうしても無理だと思ったら会社を変えるとか選択肢はあるので、まずは目の前のお客さんのことを考えてみましょう。
新人職員はわからない
新人で仕事を始めた時って誰しも初心者です。
今までに同様の仕事をしていたとしても、何がどこにあって、誰が誰で、どんな方法でやっているか、誰がどこの担当で・・・などは全く分かりません。
そんなときに自分の上司に当たる人の意見が人によって左右される場合があります。
実際に企業ではこんなことは日常茶飯事ではありますけど、新人職員にとってはかなりの困ります。
わからないから聞いているのに、聞いた相手によって答えが違うのです。
「さっき言われたことは何だったの?」
こうなってくると新人は大パニックです。
いったい誰の意見を信じればいいんだ?と。
直属の上司に聞く
結論から言うと、直属の上司に聞くのが一番手っ取り早いです。
直属の上司は現場を管理している人ですので、方法論などに間違いはありません。
仕事の方法そのもので言えば、直属の上司はじぶんよりも長く勤めているはずなので、経験豊富です。
間違っていたとしても、直属の上司のいうことですから周りも意見しにくいです。
あくまで方法論ですので、その人の考え方が正しいかそうでないかはここではおいておきます。
変な上司の場合
直属の上司が変わった人の場合もあります。
しかし、いまのじぶんにはどうすることもできません。
何より、現状は従うしか術はありません。
どうしても納得がいかないときもありますが、我慢出来ることは笑って流すことも必要です。
突き詰めてなんとかしたいのであれば、自分が上に立つか経験を積んでから戦いを挑みます。
ひのきの棒ではラスボスに勝てませんからね。
自分のレベルも低いので逆立ちしたって勝てません。機会を待ちましょう。
聞きにくい場合は・・・
上司には日本語が通じなくて・・・。
正直聞きにくいって場合もあると思います。私の場合はあります。現在も(笑)
相手は日本人ですけど、中には何を言っているんだこの人は?って人もいます・・。
そういった場合は聞きやすい人に聞きます。聞きにくい人に聞かなければいけない時もありますが、聞きやすい人に聞いたほうが自分の労力としては少ないからです。
ただし、聞いた相手が間違ったことを教えてくれるかもしれません。親切なのに労力が増えますね。
そんなときのために、2か所で聞くことをお勧めします。
統一感がなくなる
本来であれば、同じ職場・会社に勤めているのであれば返ってくる答えも同一のものでなければいけません。
やり方が違うということはどこかで歪が生じますし、結果論だけではダメな仕事もあります。方法が一緒でみんなが統一することで初めて人に伝えることが出来ます。
上司によって言うことが違う。誰を信じればいいの?ってことになるのは、はっきりいって企業としては問題です。
統一感がないということは、社員の目的やゴールも異なります。
会社の方針とは別の方向に行く人が増えてしまうとやはり会社というのは成り立たなくなってしまいます。
会社の理念はどうか
なぜ同じ会社で同じように働いているのにここまで違うのか。もしかしたら会社の理念を理解していない、社是などを共有されないまま上司になってしまったのかもしれません。
会社の基本方針がわからなければ、社員個々人が別々の方向に向かっていくことになるので、教え方も教える内容も変わってきます。
なぜ上司の言うことに違いが生まれるのか?
そもそもなぜ教えてもらうことに違いが出るのか?ということになります。
結局のところあなたに教えてくれる人も別の誰かに教えてもらっています。
あなたが他の人に聞いたように、その人と別の誰かに教えてもらったかどうかわかりません。
時は流れて、うまくできていないのに出来た気になって仕事をされている場合も少なからずあります。それだけならまだしも、自分なりの解釈でやり方を変えてしまっているケースもしばしば。
残念なのは先輩に聞いて業務を遂行したにも関わらず、間違った方法だったために上司に怒られるということです。
こうなると統一感どころの話ではありません。全員バラバラですので教えてもらう人はとにかく迷惑です。
誰を信じれば?となってしまうことは言うまでもありません。
対応方法には違いがあるけど真実はひとつ
わたしの上司の話になりますが、人によって言うことが違うのはまだ許せます。半ばしょうがない部分もありますし、別の人に聞くというスタンスを取ることも出来ますしね。
その他大勢そういったかたはいますから。
ですが、日によって言うことが違う場合は別です。
もうこちらとしてはニッチもサッチもいきません。
その他にも挙げればキリがありませんが、「実際にはこうしたほうがいいけど、うちではこうしてるよ」みたいなこともあります。
これは新人職員だったらかなり困ります。
「真実はいつも一つじゃないのか?」
顧客の説明についても人によって対応がかなり変わってしまったり、対応方法の違いもあります。
伝えるということ
人に物を教えると言うのは容易ではありません。相手の何倍も理解していないと到底相手に教えることなんてできません。
ましてや、言ってることがみんな違うのでは新人は困ります。
まずはその会社で基本のやり方を把握することが大事です。
じぶんが働いている会社での「当たり前の方法」を知らなければ決して相手に伝えることはできません。
相手のことを知っておくことも必要になります。
- 相手がどんなことを聞きたいのか?
- 聞きやすい人は誰なのか?
- 相手についてもよく知っておくこと
自分は相手のことをわかっているつもりでも、相手はあなたのことをわかっていない場合もあります。その逆もしかりですが。
相手のせいにしない
ただ、ここで注意しておきたいのは、相手が悪い、自分はわかろうとしているとは決して思わないことです。確かに教え方、方法などが間違っている場合もあります。
ですが、じぶん自身が対応しなければいけない場合もあるのです。
もしもわからないのであれば、じぶんが伝える側に回った時にどうすればわかりやすく伝えることが出来るのかを知るいい機会になります。
相手のこと・仕事のことを知ったつもり・相手のせいにせず謙虚に受け止め学ぶことが、相手に伝える、相手から教わることの第一歩ではないかと私は思います。
自分のおごった考えで、上司なのに下に見てしまったり、「この人はこうだ」と決めつけないようにはした方がいいです。
まとめ
会社では働くことは簡単なようで難しいです。
じぶんで事業を起こして一人であればそういった悩みもないのかもしれませんが、会社員として働くのであれば必ずと言っていいほど遭遇する悩みです。
理不尽だなと思うこともありますが、基本を知って自分なりに昇華していくしか方法はありません。人に何かを望んだところで変わりません。
ただ、教えてくれた上司は上司なりに理由があって教えてくれたはずです。
もしも上司の方法に迷うことがあったなら、顧客にとって不利益ではない方法をとるのが一番いいんじゃないかなと思います。
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