わたしがこの本を読むきっかけはあるブログで紹介されていたから。
当時、時間がなくて困っていたわたしは時間術に関しての本を読み漁っていました。
ですが、この本を読むことでそれまで悩んでいたこと自体がムダだったことに気づくことができました。
じぶんにとっての優先順位を考え、必要のないものは捨てる勇気を持つことの大切さを知りました。
本書を読んですべて解決とはなりませんが、読んでよかったと思える1冊です。
そこで、わたしが読んだ感想を書いてみることにしました。
おすすめしたい人

- 時間がいつも足りないと思っている人
- 仕事が忙しすぎて疲れている人
- 考える時間が足りてない人
勝手にランキング
わたしの勝手な基準で10段階評価を☆で評価しました。☆が多い方が素晴らしいです。
- ☆☆☆☆☆☆☆☆☆(☆9)
10段階評価で☆9です。何度も読み返す本。
大切な家族ひとりひとりに持っておいてほしい本です。
「エッセンシャル思考」のテーマ

本書のテーマは最小の時間で最大限の成果を出す方法について書いてある。現代の人間が悩んでいる「あれもこれも」を根本から覆す内容。
多くの仕事に手を付けるのではなく、本当に大事なことにのみ集中して行う方法が書いてあります。
また、じぶんに必要なことだけをして、その他は断る必要性についても教えてくれます。
自分で優先順位を決めなければ、他人の言いなりになってしまう。
著者紹介

グレッグ・マキューン(Greg McKeown)
シリコンバレーのコンサルティング会社THIS Inc.のCEO。エッセンシャル思考の生き方とリーダーシップを広めるべく世界中で講演、執筆を行い、アップル、グーグル、フェイスブック、ツイッター、リンクトイン、セールスフォース・ドットコム、シマンテックなどの有名企業にアドバイスをしている。
ハーバード・ビジネス・レビューおよびリンクトイン・インフルエンサーの人気ブロガー。スタンフォード大学でDesigning Life, Essentiallyクラスを開講。2012年には世界経済フォーラムにより「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出された。著書の『エッセンシャル思考』(かんき出版)は全米でも日本でもベストセラーに。
印象に残った言葉
成功を求めることによって、人は失敗してしまうのだ。成功した人は何でもやろうとしすぎて、そもそも何をやっていたかを忘れてしまう。
人生も仕事も。クローゼットと同じだ。必要なものと不要なものを区別できなければ、どうでもいいことで埋め尽くされてしまう。
成功すればするほど、本書に書いてある成功のパラドックスに陥りやすくなり、なんでもやろうとしてしまう。
そうではなくて、じぶんで選択をして、大事なことにのみ時間を使うことが必要でした。なんでも「イエス」というのではなく、「ノー」と断る勇気を持たなければ時間はなくなってしまう。
エッセンシャル思考を読んだ感想

いままで自分の人生を生きていたと感じていたけど、他人のことばかりでほんとうの意味での「じぶんの人生」を生きていなかったことに気づきました。
必要なことに時間を割くことができないほど選択肢が多く、「すべて大事で必要」と考えていたことが多く、じつはほとんどが必要のないことだと知る機会になりました。
すべて大事なのではなく、本当に大事なことは少しだった。断ることは勇気がいりますが断らないと誰の人生を送っているのかわかりません。
断るのは最初は難しいですが、じぶんの目指すべき道がはっきりすると意外とカンタンでした。
時間が足りなくなっていたのは、多くのことをしようと考えていたからで、そもそもすべてに時間を割くことは無謀でした。
何かを選ぶことは何かを捨てることに気づけました。トレードオフはかならず失う痛みを伴います。
成功するためには多くのことを成し遂げないといけないと感じてしまうけど、実はそうではなくて、必要なこと意外はムダでした。
大切なのは全力でたったひとつの大事なことに時間を割くことだ。
じぶん自身の基準を持って必要なことに時間を費やし、ムダをなくし、目的地を目指さなければいけない。
人によって目的地は違うとは思うけど、最初のわたしの目的地は、なるべく残業しないように帰ることを実行した。
最初は後ろめたい気持ちもあったけど慣れると当たり前になりました。
終わりに

エッセンシャル思考は仕事だけでなく、人生においても必要なことが多く書かれていました。
- 時間がいつも足りないと思っている人
- 仕事が忙しすぎて疲れている人
- 考える時間が足りてない人
には読んでほしい。
特に印象に残った話はガスコンロの話。これは本書を読んで確認してくださいね。
エッセンシャル思考を読んだあなたに次に読んでほしい本はこちら。

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