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人事異動は適材適所を考える【社員の成長と衰退が決まる】

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どうも大福丸です。

会社で働いていると、人事異動があります。人事異動を経験したことのある人もない人も、「どうしてこんな人事異動なのか」と思ったことはあるのではないでしょうか。

明らかにじぶんより能力が低い人が異動対象になったり、意味不明な人事異動を目の当たりにしたことがあると思います。

人事異動にはさまざまな理由がありますが、間違った人事異動は離職を増やすことにもなりますし、場合によっては会社組織に大きな損失を生んでしまうこともあります。適切な人事異動を行うことで起こるメリット、人事異動の失敗によるデメリットについて知っておくことで、どういう意図での人事異動かを判断することもできます。

また、あなたが人事権を持つ事になったときに役に立つのではないでしょうか。

今回の記事を読むことでわかることはこれ。

  • 適材適所に配置するとは
  • 人事異動を考えるポイント
  • 適材適所に配置するメリット

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人事異動は適材適所を考える【社員の成長と衰退が決まる】

社員の能力を活かすことができるかどうかは、適材適所への配置を考える必要があります。ここで失敗すると組織の生産性の向上、破滅のどちらに進むか変わってきます。会社の人事部がきちんと理解しておかないと、社員の成長につながるか衰退していくかが大きく変わります。

向き不向きがあるように、仕事でも器用にできる人、できない人がいます。できないのではなく、やろうとしないという場合もありますが。

ともかく、社員にとっての適材適所を見極めることは人事異動には必要なことです。ただし、ネガティブな人事異動もあるため、思ったように異動させることができない場合もあります。

会社や社員の成長のためには人事異動をどう実行するか大きな転換期となってしまいます。

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社員の能力を見極める

大前提として人事部が社員の能力や適性を知っておかないと人事は成立しません。部署長に聞くのも方法のひとつではありますが、感情が関わってくる場合もあるので、一概に正しいとは言えません。人事部だけで確認できれば一番ですが、実際には難しいところ。

ですが、社員の能力などを理解していないのに人事異動はうまくいくことはありません。よくわからないけど、異動させたらうまくいったというケースもありますが、離職者が出てしまうこともあります。資格を持っているから仕事ができるわけではありませんし、持っていなくてもできる人もいます。

資格はあくまでステータスにはなりますが、資格をとろうともしていない人が今後の成長を期待できるかと言えばそんなことはありません。

上昇志向が高いことがいいわけではありませんが、ある程度は必要です。

社員が何を考えていて、どういったスキルを持って、どんな人間性なのかくらいは把握しておくことは必要です。

適材適所はその人に何ができるか考えること

十人十色で社員も同じ目標を持っているわけではありませんし、能力差も必ずあります。人事異動で成功・成長する人もいれば失敗・衰退していく人もいます。

やってみないとわからない部分もありますが、ふだんの仕事を見ていれば、ある程度は予想ができます。今以上に仕事量が増えても大丈夫な人とそうではない人は必ずいます。経験を積むことで徐々に問題なくこなせる人もいますし、そうではない人もいます。

適材適所とは、異動させる人に何をさせたいのか、なにができるのか、人事異動の目的を人事部で明確にしておくことです。

力量が足りなければ似たような業務内容でも仕事量が増えるポジションに移ったところでうまくはいきません。

もしかしたら大きく化けるかもしれないと期待を込めるのはおおいにけっこうですが、会社でギャンブルをしなくてもいいと思います。

保有資格とスキル

異動を考えるうえで、社員の持っている保有資格を知っておくことは必要です。本人に資格取得の意思があるのかどうか、すぐにとれる資格なのか、資格取得のメリットはあるか。部署異動させたくても資格がないために異動させることができない場合もあります。

また、資格以外の能力を考えることも重要です。コミュニケーションスキルやPCスキルなど、どこでも通用するポータブルスキルを持っている人は異動させやすいですが、ほとんどの人は当てはまりません。

ただし、資格を持っていればいいわけではありません。資格が仕事をしてくれるわけではありませんし、協調性や人間性は必要です。

経験と異動の希望を考える

基本的には会社主導の人事異動ですが、定年まで同じ会社に務めるのが当たり前の時代ではなくなりました。社員個人がじぶんのキャリアプランを考えるようになってきたため、希望の叶う会社への転職も少なくありません。

仕方なく異動するか、希望して異動するかで本人のモチベーションは変わります。

そのため、社内での経験年数や異動の希望も知っておく必要があります。希望通りの異動にすることはできませんが本人の希望を知っておくことで、会社が思う人事の条件と合致すれば希望を叶えることにもなり、お互いにwin-winとなります。

理由によって適材適所とはならない人事異動もある

とは言え、ポジティブではなくネガティブな人事異動もあります。人間性の問題や仕事上のミスなど。人間性としての問題であれば、人事異動を繰り返すか同じ部署にずっと置いておくということになってしまいます。

仕事上のミスが続くようであれば適材適所が実践されていなかった可能性があります。その場合、ほかの部署に異動するとそれなりにうまくいくこともあります。

また、急な人員欠如でどうしても異動せざるを得ない場合もあります。そういったときも事前に社員のことを知っておく必要はあります。

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現場の要望を知る

人事異動で欠かせないポイントに現場の状況を知ることがあります。現場の要望は生の声です。能力が足りない人、人間関係を悪くする、もっと成長させたいなどさまざまです。

あくまで「要望」ですので要望どおりにする必要はありません。現場ではどんなことに困っているのか、どんな人材が不足しているのかを知ることは現場しかわかりません。逆に抜けると困る人を知っておくことも大事です。

部署でのポジション

人事異動することで部署内のポジションが大きく変わる場合あります。必要な人材が抜けた場合など一時的に生産性の低下は起こります。抜けた人が重要な仕事を任されていた場合などは再起不能なまでに低下します。

現場として絶対に困る人材がいる場合などは事前に聞いておくことで最悪の自体を防ぐことができます。ただし、業務過多となっている場合は異動対象と考えることも必要です。

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環境のミスマッチ

部署異動させたものの、家庭の事情や本人の能力によって異動がミスマッチになっている社員についても考えましょう。特に家庭の事情などであれば、早急に対処しないと離職してしまうこともあります。

部署内での業務内容がはっきりしない場合や本人の能力不足によっては、環境を変えることが必要です。

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適材適所の効果

適材適所に社員を配置することで、人材の最適化を行うことができます。特に人材不足に悩む昨今では、いかに社員に能力を発揮してもらうかが重要になります。また、定期的な人事異動で業務過多をなくすことや社員の不正防止にもつながります。

いい人事異動を行うことのメリットは大きく3つあります。

離職率の低下につながる

会社主導の人事異動の場合は、部署への不満や要望に沿わない人事となりますので、離職率は高くなります。適材適所に配置することで完全とは言えなくても離職率は低下します。

あわない部署で働き続けることはストレスも増えますし、仕事に対するモチベーションも下がります。いかに社員の強みを活かした人事異動を行うかが重要になります。

生産性の向上

いい人事異動では、社員の能力を最大限に引き出すことができます。社員の能力を高めることができれば生産性は高まります。適材適所に配置することで業務を効率的に行うこともできるので、ムダな残業なども減らすことが期待できます。

また、多くの社員で行っていたものを少ない人数で実行することができれば人件費などコストパフォーマンスもさげることが期待できます。

会社の活性化

社員の能力を最大限に引き出すことができると、会社全体の活性化につながります。長く社員に働いてもらうためにも人事異動を戦略的に実行することは会社全体のプラスになります。

部署のメンバーを固定することで、マンネリ化してしまうことも多く、その人しかできないといった仕事も生まれます。定期的に人事異動を実施することで他部署との連携も図りやすくなりますし、お互いのノウハウを知ることで会社の活性化につながります。

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まとめ

適材適所は正直難しいです。やってみるとうまくいったという場合もありますしね。

ですが、定期的な人事異動を適材適所を意識して実施することで、多くのメリットがあることを知っておくことも必要です。ただ、期待ばかりを込めての人事異動はするべきではありません。

人事異動はうまくいけば成長も期待できますが、間違った人事をすると社員のモチベーションを下げることにもつながりますし、本当に大事な社員を失うことにもなりかねません。社員の持っている能力をどう活かすか、現場の状況、会社の目標を知ったうえで人事異動を行うことが重要です。

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